小児気道アレルギーフォーラム

6月2日(土)京都にて第4回小児気道アレルギーフォーラムが開催されました。今回、昨年10月出された「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2012(JPGL2012)」について改訂の背景とポイント、今後の課題が示されました。JPGLは2000年に初めて発刊されてから今回4回目の改訂となりますが、19歳以下の喘息による死亡者数および重症発作による入院数の著明な減少に大きく貢献しております。しかしQOLおよび予後は未だ不十分とされており、治癒を目指してより良いガイドラインになるよう、努力が注がれています。早期に症状をコントロールして、発作をできる限りゼロに押さえていくことにより、最終的に呼吸機能を正常に保ったままで治癒をもたらすことにあります。そのためにはしっかりと喘息日誌を記載していただき、吸入ステロイド薬やロイコトリン受容体拮抗薬などの長期管理薬を自己判断で中止することなく、継続することが重要であります。ガイドラインについての説明は毎月第2火曜日午後2時からの「喘息教室」で行っていますので、希望の方は予約してください。

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花粉症研究会

6月3日(日)に第24回花粉症研究会がサンフォルテで開かれました。24年前に林業、公衆衛生、耳鼻科、眼科、内科、小児科などいろいろな分野の人が集まって立ち上がった研究会です。それを機に、富山、石川において花粉飛散情報が提供されるようになりました。また、林業関係では、無花粉杉の発見から現在は植樹が勧められています。このように多くの業績が残され、一応の役目を果たしたことで今回、会を閉じることになりました。長い間会の運営を行ってこられました富山大学医学部公衆衛生学教室の皆様に深謝いたします。

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