2011年7月12日
熱中症にご用心
梅雨も明けて、連日暑い日が続いております。今年は節電が勧められていることもあって、例年に比べて熱中症が増えています。熱中症は、①熱失神:皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳血流が減少するためにおこり、めまい、失神、顔面蒼白をきたす、②熱疲労:脱水によって脱力感、めまい、頭痛、嘔吐などをきたす、③熱けいれん:大量に汗をかいたとき水分のみ補給すると塩分濃度が低下することによって筋肉に痙攣をおこす、④熱射病:体温の上昇によって中枢機能に異常をきたした意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)をおこす、に分類されます。気温、湿度が高い時におこりやすく、数日かけて暑さに馴らしていくことも可能ですが、運動選手でない方は気温31℃以上では激しい運動は控え、35℃以上では運動を避けたほうが無難です。水分を十分に摂取し、同時に塩分も忘れずに取りましょう。症状のみられる時は、涼しい所で衣服をゆるめて休みましょう。意識障害がみられた場合は身体を冷やしながら急いで救急病院を受診して下さい。
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