小児気道アレルギーフォーラム

6月2日(土)京都にて第4回小児気道アレルギーフォーラムが開催されました。今回、昨年10月出された「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2012(JPGL2012)」について改訂の背景とポイント、今後の課題が示されました。JPGLは2000年に初めて発刊されてから今回4回目の改訂となりますが、19歳以下の喘息による死亡者数および重症発作による入院数の著明な減少に大きく貢献しております。しかしQOLおよび予後は未だ不十分とされており、治癒を目指してより良いガイドラインになるよう、努力が注がれています。早期に症状をコントロールして、発作をできる限りゼロに押さえていくことにより、最終的に呼吸機能を正常に保ったままで治癒をもたらすことにあります。そのためにはしっかりと喘息日誌を記載していただき、吸入ステロイド薬やロイコトリン受容体拮抗薬などの長期管理薬を自己判断で中止することなく、継続することが重要であります。ガイドラインについての説明は毎月第2火曜日午後2時からの「喘息教室」で行っていますので、希望の方は予約してください。

Filed under: 学会報告 — admin 10:19 AM
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