保育所におけるアレルギー対応ガイドライン
平成23年3月に厚労省から「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」が出されました。富山市の保育所では平成24年10月よりこのガイドラインに沿って、食物アレルギー児への対応を行うことになりました。現在、29%の保育所で誤食の事故が起きており、その内10%はアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。そこで安全で安心した保育所生活を送るために、完全除去食か、あるいは除去食の解除かのどちらかを選択してもらうことになりました。当クリニックでは外来で食物負荷試験を行い、目安として卵であれば1個、牛乳であれば100〜200ml飲める状態になった場合、保育所での除去食解除をしていただきます。その途中段階は家庭で安全な量の食品を摂取して経過観察します。ご不明な点がありましたら、アレルギー外来にてご相談ください。